バチ抜けにおける各モデルの位置づけ[SWARM]
【川のバチ抜け/海のバチ抜け 同じ要素はありえない。】
バチ抜けの直球ど真ん中を突く事・実釣と生態の両面から求められる物を形にすること。この2つがSWARMのコンセプト。このバチ抜けは大きく2つのグループに分けられ、全く違う性質を持っている。いずれも生殖行動であり、終了すれば死んでしまうという点では共通だが行動やシーズンに違いがある。
1つは主に1月~4月の河川で見られる川のバチ抜け。
日本国内には3種のカワゴカイが認められているがバチ抜けを行うのは2種。そのうち全国的に見られる普通種が[ヤマトカワゴカイ]という種である。一般的に「長バチ」「川バチ」などと呼ばれているのがこのタイプ。このタイプは、遊泳の際に起こる体の変化が少なく遊泳力に乏しい。つまり、浮上しようとウネり泳ぎながらも【流される】という行動がメインとなる。
もう1つは主に2月~6月にパターンとして成立する海のバチ抜け。
国内には複数種類が存在し、時期や場所によって構成は様々。メインとなる種を上げると[ツルヒゲゴカイ][ヒゲブトゴカイ][スナイソゴカイ][アシナガゴカイ][オウギゴカイ]等。一般的には「クルクルバチ」「早バチ」「港湾バチ」などと呼ばれているのがこのタイプ。これらに共通するのがバチ抜けを行う際の体の変化が大きいという事。通常の細長い形状から遊泳するために変化する事で、一見すると小魚が泳いでるように見えるほど【高い遊泳力】を獲得する。この遊泳力を生かして、探索し・放卵放精、最後には弱りながら沈んでいく。この一連の行動変化で起こるパターン変化を「3フェーズ」と呼んでいる。

【どうルアーを選択するか】
それではこの2つを踏まえた上でどのようにルアーを選択するのか。
単純に分類すれば
【川バチ】
スウォーム130
【海バチ】
スウォーム80S
これをメインとして考えてもらえれば間違いない。それぞれのパターンで求める要素が異なる事は先述の通りで、同じバチ抜けとは言え必要な要素が異なる事は明らか。ただし、状況によって川バチでもスウォーム80Sでフォローが必要な場合もあり、逆もまた然り。それぞれの特徴を簡潔にまとめると
スウォーム130

- 馴染み・流され・レンジを外さない
- 表層20cm前後を漂う
- スイムはI字+ふらつき
- 川バチの場合のスタンダード
- 海バチの場合は時合い終盤の極めてスローかつ表層にバイトが集中するケースに有効
- 海バチの中でも大型の種(オウギゴカイ)などが見られた場合
スウォーム80S

- 海バチの行動変化=3フェーズに1本で対応する
- 時合い序盤=表層スピード系(早巻き:引き波を出しながらやや直線的に泳ぐ)
- 時合い中盤=表層スロー系(ミドル~スロー:水面下をテールを振りながら泳ぐ)
- 時合い終盤=水中フワフワ系(スロー~デッド:40㎝~60㎝をテールをうねらせるように漂う)
- 川バチの場合はシーズン早期や時合い終盤の底バチにテンションドリフトで使う
【時合いは?釣り方は?】
最後にこの2つのパターンの基本的な時合いと釣り方のまとめを記載
【川バチ】
◆満月or新月から5日後の間に出る事が多い
◆満潮から2時間までが時合い
◆アップクロスからスローに巻く
◆河川の下流域から河口
◆最干潮で干上がる泥混じりのシャローがある
◆石畳の間に泥が溜まっている場所もOK
【海バチ】
◆満月or新月から数日がメインだが最盛期はどの潮でも数の大小はあれど成立する
◆日没から2時間が時合い
◆港湾・運河・サーフ・ゴロタ・河口域など幅広い場所で出現
◆上記のポイントのうち、潮目が入っている等の変化を見つけて撃つ
◆流れに対して明確なコースは無いがオススメはややアップクロスからターンで釣っていく
◆時合いが短く2時間のうち5分程度の時合いが複数回繰り返される
◆短い時合いを掴むためにリトリーブスピードとコースを変えて探りながら釣るのがコツ
これらを抑えておけば比較的効率よくシーバスを狙えるのがバチ抜けの良い所。特に海のバチ抜けは地域性が少なく全国どこでも見る事が出来るため、その地域で有名パターンではない場合でも身近にチャンスがある。ぜひ未体験の方はぜひ上記を踏まえて新たなパターンを見つけてみて下さい。


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