2025.04.15 | PRODUCT STORY

NICE TO MEET YOU [KRAMBIT]

NICE TO MEET YOU [KRAMBIT]

快適・機敏・軽快 求めたのは3K
メタルバイブに必要な3K

①快適(絡みが少なく快適な使用感)
②機敏(立ち上がりやロッドアクションへのハイレスポンス)
③軽快(重すぎず軽すぎない適度な巻き心地)

 開発コンセプトである3Kは全てのアングラーが潜在的にメタルバイブに求めていた3つの要素である。

1K:特許機構[SNAP-LOC-SYSTEM]

 3Kのうちの1つ目、それが快適である。メタルバイブの永遠の課題でもある糸絡み。例えば大遠投した先、潮目やブレイクにギリギリ届いた。ところが、リトリーブを開始すると糸絡みをしていて回収をせざるを得ない。また、ナイトゲームの明暗の釣り。渋い状況の中で最後の最後の望みをかけてボトムのリアクションの釣りに移行する。リアクションの要素も強くチャンスは3回まで。ボトムを細かなリフト&フォールで刻み、狙い澄ましている中で糸絡みによって回収を余儀なくされてしまう。

 これは時間的なロスであるだけでなく、不要なプレッシャーを与える事になってしまう。またリフト&フォール・トゥイッチなど様々なロッドアクションを加える事で糸絡みをしてしまう。これを危惧してタダ巻き等テンションが一定の釣りに終始してしまう。つまりコチラから仕掛けようにも出来る事が限られてしまう為、メタルバイブで出来ていない釣り方も多い。

 クランビットには特許取得機構【SNAP-LOC-SYSTEM】を採用しメタルバイブレーションの永遠の課題である糸絡みを軽減。快適に多彩な攻めを可能にした。

2K:素早い立ち上がり

 メタルバイブのもう一つの課題として、レスポンスの悪さが挙げられる。水を掴んで安定するまでの助走距離が2m~3m程必要になってくる物も。これではせっかく届いた遠投先のスポットでも動き出した時点で釣れるスポットを抜けている。また、リフト&フォールの際に大きくロッドを煽る必要があり、アングラーの負担であるばかりか、アワセしろが取れずフォールバイトを即座に掛ける事が出来ない。

 クランビットは極めて薄いボディ厚と姿勢により立ち上がりの良さを持たせた。薄型ボディが生み出す動き出す立ち上がりの良さは遠投先でも2巻き以内には手元に安定したスイムの感触が伝わり遠投先での釣りを可能にした。さらに、リフト&フォールの幅も自在に変える事が出来るようになった。ロングリフトはもちろん手首で軽く煽る程度のショートリフト/トゥイッチに対してもしっかりと反応してアングラーの意思を即座に汲み取ってくれる。この立ち上がりと絡みにくさの相乗効果により様々なロッドアクションによる多彩な攻めが可能にしている。

3K:心地よい巻き心地

 一般的なメタルバイブと比較してピッチが細かく抵抗感を抑えたバイブレーションは、明暗や居着きの魚等スレやすい個体に対して有効であるほか、河川・サーフといった回遊待ちでもアングラーの負担を軽減する。後アイには汽水湖や港湾等における水掴みとロッドアクションを重視してややストップ感をもたせている。河川や海峡などは前アイにする事で軽めかつ適度な巻き心地で早巻きまでしっかりと対応する。この二つのアイを使い分ける事でそれぞれのフィールドに合った使用感に変化させることが可能。

メリットを最大限に発揮するために

 この[SNAP-LOC-SYSTEM]のメリットを最大限発揮する為にはいくつかの注意点がある。本来ならば公すべきではないのかもしれないが、全ての方に納得して使って頂きたいので記しておきたい。

 まずはスナップについて。15gでは#1-#1.5、25gでは#1-#2のクロスロックorクイックスナップを推奨しており、横方向の可動域の制限(スナップの倒れ込みを防止する事)が可能で後端のフィンを越えないサイズが上記のサイズ。リングタイプやワイドタイプでは取付に難儀する+可動域の制限が出来ないのでオススメは出来ない。

 また、着脱時にややコツが必要で、鉄板上をスライドしながらホールに合わせて着脱する。クロスロックスナップだとすぐに慣れてしまう程度だが、クイックスナップでは少し苦労するかもしれない。

 ただ、このスナップへの着脱の手間は倍になったとしても+10秒程度。そして回数は取付時と取外し時の2回のみ。糸絡みによるロスは1回あたりに回収と絡みを外す動作で30秒。それに加えてスレの進行が生じてしまう。そして、回数は投げる回数に応じて増えていく。この2つを天秤にかけた場合により良い選択は前者だと判断し、リリースへと踏み切った。

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